米国のInternational Paper社(IP社)が、スペインのMadrid工場に所有する年産38万トンの再生コンテナーボード・ラインの稼働開始が先送りされることが分かった。工場代表者によると、コンテナーボード生産用へのライン改造作業は進捗しているものの、完了時期とライン稼働開始は2018年上半期中であろうとしている。当初、同社は同ラインの稼働開始時期を2018年初としていた。先週、同社CFOが決算報告会議の席上で語ったところによると、遅延の理由を「エンジニアリング」の問題であるとし、同社の「究極の成果については良い」と感じていると付け加えた。IP社は2016年に、Holmen社から抄き幅8,900㎜のライン1機を所有するMadridの新聞用紙工場を買収していた。
2月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ