ロシアの新聞用紙メーカーVolga社が、同国Balakhnaに位置する同社工場で操業停止中となっている5号機での生産を再開する計画を検討していることが分かった。同社は今夏にも、年産10万5千トンの同ラインの試運転を実施する意向を示している。同社生産部長がこのほど地元メディアに語ったところによると、同社は現在パルプ供給者とサーモメカニカル・パルプの生産量を引き上げてもらう選択肢について協議しており、その後に5号機の試運転を計画しているとしている。更に、同ラインの再稼働の可能性の前に、機器の診断を実行する為、現在作動していない同ラインでのテスト実行が必要であると付け加えた。同社は、既存の5機の抄紙ラインのひとつを運転しており、同8号機は抄き幅は9,000㎜、新聞用紙の生産能力は年産27万トンであるが、最近の実績では2017年の21万7千トンとなっている。
2月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ