Eurostatが公表した最新の統計によると、2018年1月の季節要因調整後のユーロ圏19ヶ国、EU28ヶ国の小売業出来高はいずれも前月比0.1%微減の推移となった。前月の12月は、ユーロ圏で同1.0%減、EU28ヶ国でも同0.9%減と下降推移であった。2018年1月は前年同月と比較すると、稼働日調整後の小売売上高指数はユーロ圏で2.3%増、EU28ヶ国でも2.7%増であった。1月ユーロ圏における小売業出来高の前月比0.1%微減の主な要因は、非食品分野で同0.3%微減、食品・飲料・タバコの同0.2%微減、一方、自動車燃料が前月比0.1%微増が反映したものとみられる。また、EU28ヶ国における小売業出来高の前月比0.1%微減の主な要因は、食品・飲料・タバコ分野の同0.3%微減、非食品分野の同0.2%微減も、自動車燃料の同0.3%微増がいずれも小動きながら全体に影響したと推測される。ヨーロッパの国別で、最も下落率が大きかったのはエストニアの2.4%減、ベルギーの1.6%減、マルタの1.4%減、逆に上向いたのは、ラトビアの2.1%増、フィンランドの1.3%増、ハンガリーの1.1%増となっている。
3月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ