中国のShandong Sun Paper Industry社(太陽紙業)が、同国山東省Yanzhou市に位置する同社旗艦工場に於いて、このほど年産20万トンの上級紙ラインで試運転を開始したことが分かった。先週、初回品を生産した。同ラインは、抄き幅3,800㎜、設計スピード分速1,000m、バージン・ファイバーを原料として厚塗りや非塗工の上級紙を生産するとしている。このラインは、もとをただせば1996年フィンランドのValmet社が中国江蘇省のStora Enso社蘇州工場に設置を委託されたラインで、当時は米坪範囲128g~300gで塗工上級紙を年間24万トン生産していたもの。その後、Stora Enso社は同工場を閉鎖し、2016年に土地使用権を売却したとしている。太陽紙業は、同ラインを同社Yanzhou工場へ移設した。
3月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ