ラテンアメリカ地域でのティッシュ増産計画を公表していたチリのCMPC社取締役会は、このほどアルゼンチンのブエノスアイレスに位置する同社Zarate工場に、新たな年産6万トンの抄紙ラインを導入する議案を承認したことが分かった。稼働開始を2019年末と見込んでいる。この新ラインは、総額1億3千万米ドルの投資で、同工場の生産能力を現在の年産10万トンから16万トンへ引き上げることになるとしている。このラインを含めるとCMPC社はアルゼンチンで合計4機の抄紙ラインを所有することになる。同社によると、現在同国ティッシュ紙市場の44%、幼児用オムツ24%のシェアを同社が持っているとしている。同社の現時点でのティッシュ生産能力は合計で年産70万トンとしている。
4月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ