このほどタイ・バンコクで開催された「第8回バンコク国際ブックフェア」(タイ出版社・書店協会主催)に、日本が招待国として参加し、日本書籍出版協会、出版文化国際交流会、国際交流基金などがイベントを展開した。
「日本年」会場は、日本共同ブース(90㎡)と文化関連展示ブース(60㎡)で構成。共同ブースでは文学、児童、実用、美術、学術専門、雑誌、コミックなど、約60社・600作を紹介した。出展書籍はフェア終了後、バンコクの図書館に寄贈される予定。またブースには、現地の紀伊国屋書店の協力で販売コーナーも設けられた。
文化関連展示ブースでは、造本装幀コンクールの受賞作品、漫画原画の複製、書家・木下真理子氏の書道作品、全出版人大会で毎年作成されている風呂敷などが展示された。開催された主なイベントは次の通り。
▽木下真理子(書家)パフォーマンスショー、ワークショップ▽くまがい杏子(漫画家)サイン会▽松原秀行(作家)トークイベント▽鈴木光司(作家)トークイベント、サイン会▽児童書編集者のワークショップ▽ミルキィ・イソベ(装幀家、デザイナー)とテラワット・ワインヤラット(タイのブックデザイナー)の対談
このほか日本文化の体験イベントとして生け花、着付け、折り紙、風呂敷の包み方なども紹介された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/12号」より