日本製紙グループの日本製紙は4月26日、富士工場とオフィス町内会との間で、「かながわ森の町内会『間伐に寄与する紙』」に関する覚書を締結した。
「かながわ森の町内会」は、神奈川県企業庁とオフィス町内会の協働事業として4月から実施されている間伐促進事業。通常の紙代金に間伐促進費を付加した「間伐に寄与する紙」を企業などが購入することにより、健全な森林を育成するための間伐と、間伐材の有効利用を促進するという取り組みで、間伐促進費の全額が間伐の促進に活用される。日本製紙は、神奈川県内の森林組合が間伐促進費を活用して適切に間伐した材を受け入れ、「間伐に寄与する紙」を生産・販売する。
なお日本製紙は、神奈川県以外でも「森の町内会」活動を実施しており、今回の「かながわ~」は、静岡県庁と連携した「ふじのくに森の町内会」(09年10月)、オフィス町内会と協働している関西地区「森の町内会」(09年12月)に続く第3弾となる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 5/24号」より