買収防衛策の有効期限満了に伴い、製紙各社が更新・継続を発表している。直近で発表があったのは、毎年更新している王子製紙と、３年ごとに更新するレンゴー、リンテックで（５月14日現在）、王子は昨年度の買収防衛策を継続、レンゴーとリンテックは内容を一部改定して更新する予定。いずれも６月の株主総会での承認を経て正式に決定する。新・買収防衛策に基づく各社の独立委員会（特別委員会）のメンバーは次の通り。
●王子製紙（特別委員会）
　▽竹内洋（弁護士、社外取締役、ブリヂストン監査役）▽秋山収（社外取締役、元・内閣法制局長官、元・新エネルギー財団会長）▽杉原弘泰（弁護士、社外監査役、イオンクレジットサービス監査役、三菱化学監査役、三菱ケミカルホールディングス監査役）
●レンゴー（独立委員会）
　▽辻本健二（社外監査役、関西生産性本部専務理事）▽田端晃（弁護士）▽藤野正純（公認会計士、税理士）
●リンテック（独立委員会）
　▽大岡哲（日本大学総合科学研究所教授、中央大学大学院商学研究科講師、ビズネット社外取締役、リョービ社外取締役、野原産業社外取締役▽篠原榮一（厚生労働省の独立行政法人評価委員会など４委員会の委員、東北大学アカウンティングスクール非常勤講師、元・監査法人トーマツ代表社員、元・日本公認会計士協会公会計委員会委員長）▽大川康平（弁護士、米久監査役、エディア監査役）

株式会社　紙業タイムス社　「Future　5/31号」より