凸版印刷は、NTTデータ経営研究所が主催する「カーボンオフセット・プロダクツ・プロジェクト（＝COP）」と共同で、カーボンオフセット・イージーオーダー・カレンダーを開発、５月中旬から販売を開始した。凸版印刷が展開するイージーオーダー・カレンダー『TOPカレンダー』約200種類のうち、７種類にカーボンオフセットを適用し、印刷工程におけるCO2排出を“ゼロ”にする。
　『TOPカレンダー』は、凸版印刷が用意した絵柄や形状、素材などから好みの意匠を選択し、販促・広告向けの自社カレンダーを低コストで制作できるサービス。環境に配慮した素材のカレンダーや、卓上ダイプなど幅広いラインアップで約200種類のバリエーションがある。想定価格は、名入れ１色のカレンダーを100部作った場合で１部当たり700～900円。該当７種類で2010年度売上高約3億円を目指す。
　凸版印刷はこれまで、環境配慮型紙製飲料缶『カートカン』の製造工場である袖ヶ浦工場および本社を、カーボンオフセットによる「CO2排出量ゼロ工場」、「CO2排出量ゼロオフィス」として試験的に取り組んでおり、今回のカーボンオフセット・カレンダーは、それに続く取り組みとなる。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　6/7号」より