三菱製紙は、連結子会社のMitsubishi HiTec Paper Bielefeld GmbH（ドイツ・ビーレフェルト市、以下MPB）とMitsubishi HiTec Paper Flensburg GmbH（ドイツ・フレンスブルク市、以下MPF）を10月31日付で合併させる。合併方式はMPBを存続会社とする吸収合併で、MPFは解散する。合併後の商号は「Mitsubishi HiTec Paper Europe GmbH」（三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbH）。
　三菱製紙グループは、2009年からドイツ事業の再構築に着手し、生産設備の集約、要員の合理化、生産銘柄の見直しなどを進めてきた。その結果、前下期からは収益が回復し黒字化を達成、この収益基盤を磐石にするため、今回の合併を決めた。
＜合併会社の状況＞
〔商号〕Mitsubishi HiTec Paper Europe GmbH
〔主な事業〕情報用紙の製造、販売
〔代表者〕▽Managing Director・冨増弘▽同・Gerhard Schoon
〔資本金〕1,175万9,000ユーロ
〔決算期〕12月31日
〔従業員〕663名
〔純資産〕2,652万8,000ユーロ
〔総資産〕１億4,973万6,000ユーロ
〔出資比率〕三菱ペーパーホールディングヨーロッパGmbH 81.6％、三菱商事18.4％（三菱ペーパーホールディングヨーロッパGmbHは、三菱製紙の100％子会社）
＜MPBの概要＞
〔主な事業〕情報用紙の製造、販売
〔設立〕1799年
〔代表者〕冨増弘、Gerhard Schoon
〔資本金〕1,175万9,000ユーロ
〔決算期〕12月31日
〔従業員〕418名
〔純資産〕1,387万6,000ユーロ （09年12月現在）
〔総資産〕１億1,463万ユーロ （09年12月現在）
〔出資比率〕三菱ペーパーホールディングヨーロッパGmbH 92.4％
＜MPFの概要＞
〔主な事業〕情報用紙の製造、販売
〔設立〕1696年
〔代表者〕冨増弘、Ulrich Baus
〔資本金〕276万ユーロ
〔決算期〕12月31日
〔従業員〕245名
〔純資産〕1,265万2,000ユーロ （09年12月現在）
〔総資産〕3,510万6,000ユーロ （09年12月現在）
〔出資比率〕三菱ペーパーホールディングヨーロッパGmbH 81.0％
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　9/27号」より