=岡山製紙=
第1四半期決算を発表
岡山製紙は2011年5月期第1四半期決算(10年6月~8月)を次の通り発表した(非連結。単位:100万円。カッコ内は対前年同期増減率)。
〔第1四半期業績〕
売上高 2,360 (+0.7%)
営業益 229 (▲21.4%)
経常益 240 (▲20.8%)
当期益 140 (▲20.5%)
〔通期業績予想〕
売上高 9,100 (+0.4%)
営業益 650 (▲45.4%)
経常益 670 (▲45.1%)
当期益 400 (▲44.2%)
当期は、経営全般にわたるコスト低減に総力を結集する一方、需要に見合った生産レベルの維持と適正価格の実現に努めた。セグメント別では、板紙事業は国内景気の緩やかな回復と猛暑による飲料関連需要の増加もあって販売量が増加し、売上高は18億6,700万円となった。美粧段ボール事業は、通信機器関連品が増加したものの、天候不順で青果物関連品や医薬関連品が減少し、売上高は4億9,200万円にとどまった。
通期予想については、現段階で板紙需要の本格回復は見込みにくく、円高株安に伴う景気減速の懸念もあるため、厳しい状況になると予想している。また原料古紙をはじめとした原燃料価格の動向など不透明要素も多く、7月公表の業績予想を変更していない。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 11/8号」より