日本製紙グループの日本製紙ケミカルは、フィルムコーティング事業の生産拠点、東松山事業所に新コーターを設置する。投資額は22億円、完成は2011年末の予定。これにより同事業所が所有する液晶ディスプレイ用光学フィルムのコーターは4台となる。
日本製紙グループは第3次中期経営計画(2009~11年)に基づいて紙以外の事業強化を進めており、今回の新コーター設置もその一環。液晶ディスプレイ用光学フィルムはノートパソコンを中心に需要が拡大しており、今回の投資は、需要増を見越して決定したもの。日本製紙グループでは、日本製紙ケミカルが新たに開発したテレビ用フィルムの拡販も視野に入れ、今後の増産体制を整備する計画。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/6号」より