日本画像学会、画像電子学会、日本写真学会、日本印刷学会の４学会は12月15日、東京・中央区の日本印刷会館で「2010年度 画像４学会合同研究会　新しい光源と画像再現技術LED光源を中心として」を開催する。
　青色LEDなどの開発により、照明やディスプレイにLEDを応用する事例が急速に増えている。これにより、超小型プロジェクターや広色域ディスプレイが可能となってきているが、逆に照明光源としては、デジタルカメラやスキャナなどの色再現性や観察光源としての演色性が懸念されている。
　研究会では、LED光源を用いた照明の基礎と演色性評価、スキャナや印刷物の観察光源として利用した場合の演色性などについて講演してもらい、LEDなどの新光源が今後の画像再現やカラー再現・演色性に与える影響を概観する。講演タイトルと講師は次の通り。
①「LED照明と演色性」講師：東芝ライテック・小谷朋子氏
②「白色LED光源を用いたカラースキャナーの技術開発」講師：富士ゼロックスアドバンストテクノロジー・竹内英夫氏、野田聡氏
③「画像の色評価用光源としてのLED利用と色再現への影響」講師：凸版印刷・三橋徹氏
④「多原色ディスプレイの広色再現技術」講師：シャープ・冨沢一成氏
⑤「LED光源超小型プロジェクターを搭載したデジタルカメラ」講師：ニコン・後藤孝夫氏
　参加希望者は、E-mailまたはFAXの件名に「12／15画像４学会研究会参加申込」と書いて、氏名、所属、連絡先（E-mail）、所属学会会員の有無を記入のうえ、日本画像学会事務局（E-mail：event@isj-imaging.org　Ｆ03－3372－4414）まで申し込む。参加費は会員5,000円、学生3,000円、非会員7,000円。問い合わせは日本画像学会事務局（電03－3373－9576）まで。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　12/6号」より