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紙の業界ニュース

2010/12/16

=決算= 紙流通の第2四半期


 流通大手の国際紙パルプ商事と新生紙パルプ商事の2011年3月期中間決算(10年4~9月)を紹介する。当中間期は、流通もメーカー同様、板紙は猛暑効果などで販売増となったが、洋紙は内需低迷で苦戦。また円高もあって輸入紙が増加し、これが市況安定の不安材料となっている。市況改善とコストダウンが喫緊必須という厳しい環境だが、両社とも売上げ微増、営業利益は2桁増。通期で3年連続の減収減益は避けられる見通しだ(連結ベース。単位:100万円。カッコ内は対前年同期比)。
●国際紙パルプ商事
〔中間期業績〕
 売上高 175,273 (+0.2%)
 営業益 894 (+47.0%)
 経常益 1,084 (+128.1%)
 当期益 402 (+277.7%)
〔通期業績予想〕
 売上高 367,000 (+3.0%)
 営業益 2,800 (+31.5%)
 経常益 3,000 (+38.5%)
 当期益 1,600 (+276.5%)
 紙の国内向け販売は減少したが海外向けは増加した。国内向けは企業の広告宣伝費削減、電子書籍などの台頭、通販事業におけるネット配信への移行、請求書のweb化などが需要回復の懸念材料になっている。一方、海外向けも住宅・雇用に弱さを抱える米国や、加熱する経済の引き締めにかかる中国など、牽引力に陰りが見えている。板紙は、景気低迷の影響はあるものの、猛暑効果によって飲料関連などが伸びたため、国内出荷は引き続き前年比増。その結果、紙パルプ等卸売事業の売上高は国内が1,472億2,600万円、海外は275億7,300万円となった。
 通期の展開としては、中国・アセアン諸国を中心に海外部門の拡大強化を図っており、また各国固有のリスクを排除するため現地との情報交換を密にし、新たなビジネス展開を目指している。国内では環境ビジネスや新規事業の構築、物流効率化などに取り組んでいる。
●新生紙パルプ商事
〔中間期業績〕
 売上高 160,197 (+0.2%)
 営業益 1,831 (+11.9%)
 経常益 1,704 (+1.1%)
 当期益 833 (▲18.4%)
〔通期業績予想〕
 売上高 330,000 (+1.5%)
 営業益 4,000 (+10.0%)
 経常益 4,300 (+11.5%)
 当期益 2,500 (+1.3%)
 当期は市況の変化に対応すべく物流体制の合理化を図るなど業績向上に努めた。主な事業の概況は次の通り。
○紙・板紙・化成品等卸売…紙については、商業印刷向けは緩やかに回復したものの需要水準は低く、出版印刷向けは企業の広告宣伝費圧縮の影響を受けて引き続き低迷。一方、白板紙・段ボール原紙は、エコポイント効果などによる個人消費の持ち直しと猛暑効果により需要回復。化成品も国内景気の底入れにより、主力の食品分野を中心に回復。それらの結果、事業全体の売上高は1,560億1,400万円(前年同期比+0.4%)、営業利益は13億2,200万円(同30.8%)。
○紙加工関連…フィルム加工事業は食品およびDM用途の新規需要の獲得により増収、段ボール加工およびその他紙加工事業は需要減少などにより減収。その結果、売上高は31億3,100万円(同+3.8%)、営業利益は一時的な経費発生により▲2,700万円。

 

株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/20号」より

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