日本印刷学会は３月４日、東京・中央区の日本印刷会館で「第７回『紙メディア』シンポジウム」を開催する。
　紙は人類の歴史と文化の礎であり、素材であった。しかし、この「紙」の上に歴史と文化を伝えてきた識者・関連業界が、今はデジタルコンテンツに目を奪われ、議論百出の騒ぎになり始めている。今や世界最大の紙の生産・消費国は中国であり、一方、日本では高品質な「紙メディア」が望まれる時代になった。シンポジウムでは関連業界、識者を迎え、紙のこれからについて考察する。概要は次の通り。
 〔日時・会場〕３月４日13：15～17：30　日本印刷会館２階会議室（〒104－0041 東京都中央区新富１－16－8）
 〔講演内容〕①中国における紙メディア（王子製紙基盤技術研究所上級研究員・鈴木由紀子氏）②書籍出版流通におけるハイブリット化について（大日本印刷教育・出版流通ソリューション本部長・中川清貴氏）③本の魅力を訴えるプロジェクト（凸版印刷情報コミュニケーション事業本部新市場・新サービス開発本部出版文化推進部長・曽我忠氏）④写真出力のトレンド～人はなぜ写真にこだわるのか？（ピクトリコ営業統括部長・清藤祥樹氏）
 〔定員〕120名
 〔参加費〕会員・賛助会員・協賛団体所属員5,000円、学生・教職員・シニア3,000円、会員外7,000円
 〔申込方法〕web（http://www.jspst.org/）上のフォームから申し込む
 〔問い合わせ〕日本印刷学会（電03－3551－1808　E-mail：nijspst-h@attglobal.net）
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　1/3号」より