紙の博物館は、創立60周年記念企画展の最後を締めくくる展示会として、「時代紙万華-60年ごとにみる江戸から平成-」を開催している。会期は3月6日まで。
同展では60周年にちなみ、同館創立の1950年を基点として、60年単位で江戸時代から平成の現代まで、暮らしとともにあった紙について振り返る。
紙(和紙)は江戸時代に普及し、明治になると機械によって生産される洋紙の製造が始まった。その後戦争を経て、高度経済成長を遂げる昭和時代から地球環境への関心が高まる平成となり、それぞれの時代を反映した紙が生まれてきた。展示会では、そうした時代を映す紙を紹介しているほか、関連企画として次の3つのイベントも開催する。
○和紙づくりを楽しもう…▽1月10日、2月5日(13:00~15:00)▽申込制(先着15名)▽費用:700円(入館料別)▽指導:同館職員
○やさしい製本講座(洋製本)…▽1月29日(13:00~16:30)▽申込制(先着20名)▽費用:1,500円▽指導:キハラ㈱
○浮世絵手摺り実演会…▽2月26日(13:30~16:30)▽随時見学可▽実演:沼辺伸吉氏(摺師)
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/17号」より