凸版印刷はこのほど、環境配慮型カードに植物の種を付加した『TANE-KAMICARD』(タネ カミカード)の試作品を開発した。
このカードは、凸版印刷が09年から展開している生分解性100%カードの『KAMICARD』に、植物の種を付加したもの。使いきりのギフトカードや、携帯電話のSIMカードで折り取った際廃棄していた部位に植物の種が仕込んであり、使用済みのカードを土中に埋めれば、花を咲かせたり植物の生育を楽しめる。12月に開催された「エコプロダクツ展2010」のトッパンブースでも紹介され、高い注目を集めた。凸版印刷では今後、実用化のため耐久性向上などの開発を進め、12年度のテスト運用を目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/24号」より