=丸大紙業=
10年10月期決算を発表
丸大紙業はこのほど、第101期(09年11月~10年10月)の決算を次の通り発表した(個別。単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
売上高 40,259 (▲4.4%)
営業益 330 (▲2.1%)
経常益 316 (+12.2%)
当期益 126 (▲20.4%)
当期は、新規得意先の開拓や既存得意先の深耕などに取り組み、販売数量は前年度比+3.1%の36万8,000tとなった。利益面では、支出抑制などにより、営業利益は微減となったものの経常利益はプラス。当期純利益は有価証券の評価損の計上などにより前年割れとなった。来期については、「中国との競合などで内外環境の厳しさが増す中、経営基盤の強化に努め、意思決定の迅速化に注力しつつ、全力で業績向上に取り組む」としている。
部門別の販売概況は次の通り。
○洋紙部門…商業印刷向け塗工紙需要が復調に至らないものの、数量は前年度比+2.7%の25万5,000t、金額は同▲5.4%の277億6,359万4,000円。
○板紙部門…包装材・紙器などが堅調で数量が同+4.1%の11万3,000t、金額が同+0.4%の119億315万6,000円。
○紙加工部門…工業用途製品の引き続く内需低迷により、同35.5%の5億9,273万2,000円。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 2/14号」より