三菱製紙は、東京・葛飾区の土地9,150㎡を、葛飾区土地開発㈱に34億1,600万円で売却する。これにより、固定資産の流動化を進めて負債を圧縮する。引き渡しは3月31日。
この土地は、三菱製紙と子会社の菱紙が所有する土地(内訳:三菱製紙6,141㎡、菱紙3,009㎡)で、帳簿価額は13億2,900万円(内訳:同10億6,100万円、同2億6,800万円)。菱紙がスイミングプールとフットサルコートのスポーツ施設用に使用していたが、隣接地に新施設(KSC Wellness)が稼動したため、売却を決めた。土地は現在整地中で、その費用などに約8億円を見込んでいる。
売却に伴い特別利益12億円が発生する見通しだが、保有有価証券評価損などの特別損失もあるため、業績予想の修正はない。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/21号」より