日本製紙では、東日本大震災で被災した岩沼工場と勿来工場が、完全復旧して全生産設備の操業を再開した。
○岩沼工場(宮城県岩沼市)…4月11日に3号抄紙機、23日に4号抄紙機を稼働、続いて5月7日に2号抄紙機、11日に1号抄紙機を稼働し、すべての生産設備の操業を再開した。
○勿来工場(福島県いわき市)…4月5日から順次操業を再開したが、強い余震が頻発したため再び全停止を余儀なくされていた。その後、復旧作業を進め、4月30日に5号塗工機が稼働、残る3台の塗工機についても5月10日までに順次操業を再開した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 5/30号」より