=旭洋紙パルプ=
3月期決算を発表
旭洋紙パルプはこのほど、2011年3月期決算(10年4月~11年3月)を次記の通り発表した(個別。単位:100万円。カッコ内は前年度比)。
〔11年3月期業績〕
売上高 88,672 (▲1.1%)
経常益 691 (+4.6%)
当期益 23 (▲85.7%)
当期は収益向上を最優先して、経営資源の選択と集中を進めると同時に、物流費をはじめとする経費削減に取り組んだ。当期純利益の減少幅が大きいのは、特別損失が発生したため。なお、3Qから王子製紙の連結子会社となっている。
事業別の売上高は、洋紙・板紙が400億7,200万円(前年同期比▲2.2%)、包装・機能材が485億1,100万円(同▲0.2%)、その他が8,800万円(同▲12.0%)だった。
次期については需給の不安定な状況が続き、収益確保も厳しい情勢になると見ている。そうした状況を踏まえ、需要の変化に対応できる体制を整えるため、この4月から環境対応型商品を扱う「エコ資材営業部」と市場開拓を担う「市場開発部」を新設した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 7/18号」より