オフィス町内会が展開している「森の町内会」活動による間伐作業が、岡山県西粟倉村で7月27日、関西地区としては初めて実施された。
「森の町内会」活動とは、森林の健全育成に欠かせない間伐を支援する活動で、森林を管理する自治体などと協力してオフィス町内会が展開している。1kg当たり15円の間伐促進費を上乗せした印刷用紙『間伐に寄与する紙』を、間伐サポーターとして登録した企業に購入してもらって資金を捻出し、間伐費用の不足分を補充するというもの。現在は東京、神奈川、中部、関西の各エリアにサポーター企業がおり、間伐を支援する森林は岩手、神奈川、長野、岡山の各県で登録されている。これまで岩手県などで実際に間伐を行い実績を上げてきたが、今回は関西地区のサポーター27社(団体)の支援によってプールされた間伐促進費約60万円が、岡山県西粟倉村で活用された。今回搬出した間伐材は約70で、広島県内のチップ工場を経由して日本製紙岩国工場に運ばれ、紙の原料として有効活用される。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 8/22号」より