レンゴーは、機密書類を貴重な古紙資源として有効活用するため、機密を保持したまま製紙原料に再生する施設を、関東・関西の両エリアで整えた。
機密書類の古紙処理ラインを設けたのは、埼玉県の八潮と兵庫県の尼崎の両製紙工場。セキュリティが完備された施設内でトラックの受け入れから出庫まで、機密文書を一切開封せずに直接古紙溶解設備に投入、溶解処理する。その全過程をビデオで記録し、確認してもらうと同時に溶解証明書も発行する。八潮、尼崎の両工場はいずれも都心から至近距離にあるので、輸送時の環境負荷が小さく、運賃コストの面でも有利。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/5号」より