日本製紙は、東日本大震災で被災し復旧作業を進めていた石巻工場で、9月16日、中質紙および中質微塗工紙を抄造する8号抄紙機(日産368t)の操業を再開した。
石巻工場は被災工場の中でも最も被害が大きく、震災後、全操業を停止していた。抄紙機本体はほぼ無傷だったものの、津波による浸水被害が甚大で、全社から重機・人員を送り込んで土砂や瓦礫の撤去を進めてきた。
今回の8号機は、同工場で運転を再開する最初の抄紙機となる。今後も順次、2012年度上期までを目途に抄紙機・塗工機を再稼働させていく予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/3号」より