リンテックはこのほど、大日本スクリーン製造のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーとの間で、ガラス装飾用シースルーグラフィックスの出力素材および出力システムの販売に関する協業で合意した。大日本スクリーン製造の大判UVインクジェット印刷システム『Truepress Jet2500UV』の納入先、出力・施工店各社向けに、同システムによるガラス装飾用シースルーグラフィックスの出力・販売支援のほか、屋外サイン・屋内装飾用出力品に対する防火認定ラベルの発行管理など、より包括的なサービスを展開する。
『Truepress Jet2500UV』は、シースルーグラフィックスの技術を開発した英国・コントラビジョン社のライセンスを受け、世界で初めてガラス装飾フィルムとしてシースルーグラフィックスのデータを自動生成できる機能を搭載した大判UVインクジェット印刷システム。高透明粘着フィルムにデザイン層や遮光層などを最大7層まで同時出力可能で、表裏で異なるデザインのウィンドー広告が簡単に作成できる。
リンテックでは、販売子会社のリンテックサインシステムと協力して、商業目的でのガラス装飾用シースルーグラフィックスの製作に必要となるライセンス管理を実施。さらに、屋外サイン・屋内装飾用出力素材の提供や出力品に対する防火認定ラベルの発行管理、全般的な出力環境に対する指導も含めて、トータルサービスの強化を図っていく。グループ全体としてサインディスプレー関連事業を強化する考え。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 11/28号」より