日本印刷産業連合会(=日印産連)は、12月15~17日に東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2011」に出展、パネル展示とデモンストレーションにより「グリーンプリンティング(=GP)認定制度」を紹介する。
GP認定制度とは、日印産連が制定した環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」(オフセット印刷部門では全67項目)を達成した工場・事業所を、環境経営に積極的な印刷企業として認定する制度。同基準に適合したオフセット印刷製品(GP工場が製造し、紙・インキ・加工材料が環境基準に適合している製品)は、GPマークを表示できる。06年に創設され、現在では認定工場が全国に265工場、GPマークが表示された印刷製品は1億5,000万部を超える。環境省発行の「環境表示ガイドライン」では、注目すべき環境表示の活用事例として取り上げられ、グリーン購入法、エコマークの印刷基準にもGP工場認定の必須項目が採用されるなど、社会的信頼を得た自主マークとして注目されている。そしてこの12月には、デジタル印刷物(オンデマンド印刷物)へのGPマーク表示制度もできた。
「エコプロダクツ2011」では、GPマーク表示のデジタル印刷物への拡大を中心にPRしながら、併せてカーボンフットプリント(CFP)制度も紹介する。また、クイズ形式のイベントやGP認定制度のキャラクター名を決める人気投票も実施する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/19号」より