日本印刷産業連合会(日印産連)が実施しているグリーンプリンティング(GP)認定制度において、12月15日からデジタル印刷物(オンデマンド印刷物)にもGPマークが表示できるようになった。製造工程における省エネ活動、リサイクルなどの環境配慮を評価し、用紙、トナー、インクジェット用インクなど資材の環境配慮基準を達成したデジタル印刷物が、GPマーク表示の対象となる。これは、デジタル印刷では初の環境ラベル。
2006年に創設されたGP認定制度は、日印産連が定めた環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」をクリアした工場・事業所を認定する制度。基準に適合した印刷製品(GP工場が製造し、基準に適合した資材を使用している製品)には、GPマークを表示できる。これまで265工場が認定を受け、1億5,000万部以上の印刷製品にGPマークが表示されてきたが、12月からはその範囲がデジタル印刷製品にも拡大される。なお日印産連では、印刷工場が使用する資機材を認定する制度も、今年度からスタートしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/2号」より