王子製紙グループのアピカはこのほど、発売25周年を迎える大学ノート『C. D. NOTEBOOK』シリーズから、大人のためのノート『Premium C. D. NOTEBOOK』を発売した。
『Premium』は、“ペンを書き心地で選ぶように、紙も書き心地で選んでほしい”というコンセプトのもと、本文用紙をはじめ表紙素材、製本方法、デザインなど、ノートを構成するすべての要素にこだわった。
まず、本文用紙は2種類から選択でき、その一つは「A. Silky 865 Premium」。『Premium』のために王子製紙と共同開発したオリジナルの筆記用紙で、モニタリング調査で集めたユーザーの声をもとに、筆記時にペン先から伝わる感触に焦点を当て、「シルクのようになめらかな感触を実感できる紙」にすることにこだわった。万年筆でもボールペンでもシルクのようにさらりとした書き心地を得られるのが特長となっている。もう一方は帳簿用紙などとして定評のあるクリーム上質紙で、これはA5判の商品にラインアップしている。
また表紙には、フランス製の個性的な高級紙で、星屑のような煌めきが特徴の特殊紙「キュリアスメタル」を使用した。表紙デザインの飾り罫は、アピカの前身である日本ノートの時代から使っているデザインをベースに新たに描き起こした。製本にもこだわり、綴じ方はフラットに開いて書きやすい「糸かがり綴じ」を採用。綴じ糸には、表紙の色に合わせたカラー糸を使用するなど、細部にこだわったデザインとなっている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/23号」より