中越パルプ工業のオリジナルカレンダー「日本の彩 2012年 匿名の意匠」(企画・制作:高岡一弥氏、印刷:丸山印刷)が、第63回全国カレンダー展で「日本商工会議所会頭賞」を受賞した。
同カレンダーは、京友禅が生んだ、絵師たちの洗練された染めの技と卓越した画法を図柄に採用。かつて羽裏と呼ばれ、特に男性袷羽織の裏に使われて、粋な男性達の隠れた贅沢として広まった絵柄である。そのおしゃれなデザインはモダンで優しい四季彩々を表現している。またカレンダーは例年同様、ユーザーに絵柄を楽しんでもらえるよう、各月を切り取りめくる機能を活かして制作された。使用原紙は同社の『竹紙』。
同社の「日本の彩」シリーズの受賞は、2008年から5年連続。過去には内閣総理大臣賞も受賞しており、またドイツ国際カレンダー展でも銅賞を受賞するなど、内外で高い評価を得ている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/23号」より