本誌2月27日号で既報の通り、大王製紙は元会長への貸付に関与した7社の取締役について、2月10日付で社内処分を発表するとともに、3月6日に開催される各社の臨時株主総会終了時点で、辞任することを決めていた。
このうち同日開かれた、いわき大王製紙の臨時株主総会では予定通り対象の取締役が辞任し、後任の取締役が選任された。一方、エリエールテクセル、富士ペーパーサプライ、赤平製紙については同日の臨時株主総会で全取締役解任の議案が可決されたため、辞任ではなく解任による退任となったが、大王製紙としての処分は予定通り行う。
また同じくダイオーペーパーコンバーティング、エリエールペーパーテック、大宮製紙については、辞任予定だった取締役がすでに各社の臨時株主総会決議で解任されており、これに合わせて大王製紙としての処分も行っている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/19号」より