日本製紙パピリアは日本製紙と共同で、水に溶ける感熱紙『感熱水溶紙』を開発した。
『感熱水溶紙』は、「感熱プリンターで印字でき、なおかつ印字したラベルを対象物から剥がす時に水で洗い流せる紙」というコンセプトから生まれた機能紙。日本製紙パピリアが持つ“紙が瞬時に水に溶ける技術”と日本製紙が蓄積してきた感熱紙技術を組み合わせて開発され、すでに海外の食品業界で使用されている。
販売は日本製紙パピリアが担当し、同社の水溶紙のラインアップに加える。水で洗い流すことを前提とした物流ラベルなど、新しい用途を生み出せる感熱素材として市場開拓していく方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/19号」より