レンゴーの海外合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ社(タイ)はこのほど、同国の段ボールメーカー、タワナ・コンテナー社の株式72%を取得する契約を締結した。
タワナ・コンテナー社は、段ボールの需要地であるバンコクに近いサムップラカーン県のバンプー工業団地内に工場を所有している。今回の株式取得完了後、タイ・コンテナーズ・グループ社のタイでの段ボール生産拠点は11工場へ拡大し、生産能力も年間64万2,000tから70万3,000tに増強される。
タイの段ボール需要は、昨年は洪水の影響で前年を下回ったが、今年は景気が回復、GDP成長率も5.5%と予想されており、段ボール需要の伸長も見込まれる。レンゴーは、タイを海外段ボール事業の重要な戦略拠点の一つと位置づけ、今後も段ボール供給体制の一層の充実を図るとしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/9号」より