静岡県紙パルプ技術協会(佐野武男代表理事)は来る4月25日(水)、協会所在地の富士工業技術支援センター内で紙関連技術講演会を開催する。時間は13:30~16:20(受付開始13時)。聴講費は無料、定員は80名で、現在参加を受け付けている。
当日は冒頭、同センターの倉田俊彦所長が挨拶した後、以下のテーマと講師で講演が行われる。
(1)13:35~14:20「至極簡便なリール前シート欠陥検出器(スリットスキャナー)」/佐々木エンジニアリング代表取締役・佐々木勝好氏…LEDとフォトセンサーを活用した簡便かつ安価なシート欠陥検出器で、家庭紙工場などでの使用を想定。数社の導入事例と併せて紹介する。
(2)14:20~15:05「省エネ・歩留りを考慮したダート削減とダートカウンターの活用」/相川鉄工 営業技術部長・望月英雄氏…原料古紙の低級化、消費者の品質要求の厳しさなどから、最近の家庭紙工場では原料処理工程の改善が求められている。オンラインダートカウンターの設置例を交え、省エネを果たしながら歩留りの向上とダート削減を実現する設備提案を行う。
(3)15:20~16:05「薄紙での欠陥検出装置とダートカウンターの技術紹介」/オムロン 検査システム事業部PMリーダー・友村匡氏…最近、地合の影響を受けにくいカラー検査機や複合検査装置が開発され、家庭紙のような薄紙でも微少欠陥や薄汚れを検出できるようになった。これらの技術と併せ、第32回佐々木賞を受賞したダートカウンターについても紹介する。
会場は富士工業技術支援センター(富士市大渕2590-1)1階の大研修室。問合わせ・申込みは静岡紙パ技協(F0545-35-5027 電0545-35-5025)の事務局(担当:山本誠)まで。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/16号」より