日本印刷産業機械工業会は去る5月24日、東京都内で2012年度の定時総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、新会長に宮腰巌氏(ミヤコシ代取社長)を選出、小森善治前会長は新設の最高顧問に就任した。
総会は103名の出席者により定足数に達し成立。小森氏が議長となって議事を進行した。11年度の事業報告や12年度の収支予算案など各議案が全会一致で可決承認された後、役員の改選が行われ22名の理事と2名の監事候補を承認。引き続き別室で臨時理事会が開かれ、役員を選任した(後出)。
総会終了後、会場を移して行われた懇親会には会員、業界関係者ら約200名が出席。就任挨拶に立った宮腰新会長は、19年間にわたり副会長・会長の要職にあって同工業会の舵取り役を務めた小森氏に感謝するとともに、厳しい状況にある印刷関連業界の挽回を期して、昨年9月に立ち上げたJapan Color認証制度の一層の浸透などを通じて、日本の印刷物の底上げと社会的コスト低減に貢献すると抱負を語った。
また最高顧問となった小森前会長には花束が贈られ、来賓の経産省製造産業局産業機械課の藤木俊光課長も駆けつけて永年の労をねぎらった。
〔役員陣容=5月24日〕▽会長(新任)・宮腰巌▽副会長(再任)・堀英二郎▽同(新任)・森澤彰彦▽専務理事(再任)・樋口恭司
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/11号」より