王子製紙と王子ネピアは、東日本大震災の後、ネピア製品売上高の一部を使ってNPOを支援する活動「nepia東北地方被災地支援活動~支える人を支えよう!」を実施してきたが、 今年度はこの活動を発展的に継承し、大人用紙おむつ『ネピアテンダー』シリーズの売上金の一部を使い、『ネピアテンダー被災地高齢者支援活動 ~支える人を支えよう!』を実施する。
具体的には、日本フィランソロピー協会を通じ、王子ネピアの大人用紙おむつの新工場開設地である福島県に活動拠点を置く「特定非営利活動法人まごころサービス福島センター」が展開する、次の活動を支援する。
①お年寄りとみんなの笑顔の交流の場 「うららか広場」開設
まごころサービス福島センターが運営する「ケアホーム高湯の里」に隣接する古い建屋を改修し、ふれあい、助け合いの機会を生み出す常設型居場所を7月15日に開設する。地域に開放し、仮設住宅の高齢者などを中心に誰もが気軽に立ち寄れる憩いの場として運営していく。地域ボランティアと連携したイベントを行うほか、県外からの支援ボランティア受け入れ拠点としても機能させる予定。
②常設型居場所づくりの普及活動
被災地を中心により多くの常設型居場所づくりを進めていくため、
居場所の開設・運営ノウハウに関する講演・研修・勉強会などを開催する。
今後のスケジュールは、7月15日に開設式および浪江町仮設住宅交流会、8月に高齢者と子どもたちのふれあいの会(卓球大会)、9月に居場所づくりシンポジウム、10月に居場所づくり勉強会を実施する予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/16号」より