中央労働災害防止協会の傘下組織、労働衛生調査分析センターは、事業場に対し労働衛生全般にわたる総合的な技術サービスを行っている。昨年度からは一定の要件を満たす中小規模の事業場に対する割引サービス制度を設けており、印刷関係などからの幅広い利用を呼びかけている。
この割引サービスを利用できる条件は、①常時雇用する労働者の数が300人未満の事業場で、②労働者災害補償保険の適用を受けていること。
割引の対象となるサービスは、○事業所における化学物質のリスクアセスメント(有害性評価)に関する支援と低減措置の提案、○化学物質管理の手法や技術指導など、企業内労働衛生研修への講師派遣、○厚労省の通達に基づいて行われる健康診断――ほか。
また割引サービスの対象ではないが、有機溶剤をはじめとする有害物質の分析、一般健康診断、特殊健康診断(有機溶剤健康診断を含む)なども受けつけている。問い合わせは電03-3452-3976代表。または中央労働災害防止協会ホームページ。http://www.jisha.or.jp/