ユニ・チャームはこのほど、生理用品『ソフィ kiyora フレグランス』の商品開発により、第13回日本感性工学会大会の優秀発表賞を初めて受賞した。「脳波による香り感性診断」の研究成果が評価されたもの。
近年は、洗剤や消臭剤などの日用品でも香り付きの商品が数多く販売されている。パンティライナーにも微香タイプの製品があるが、「パンティライナーにふさわしい香り」という視点でのラインアップはなかった。そこで、「パンティライナーに求められる香りとは何か?」という視点で研究にあたったのが、今回の商品開発。長岡技術科学大学の中川匡弘教授と佐瀬巧氏の共同開発により、脳波測定を使った香り感性診断を行った。その結果、パンティライナーの香りとして引き起こされるべき感性は、「豪華な」「やさしい」「爽快感」であることを突き止め、それらの感性を高める香りの開発に成功した。
この研究成果をもとに、『ソフィ kiyora フレグランス』シリーズ(スイート/ラグジュアリー/フレッシュ)が昨秋発売されている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/15号」より