大王製紙と北越紀州製紙は11月14日、総合技術提携基本契約を締結した。併せて、同日付で総合技術提携委員会を設置し、活動を開始した。
両社は2006年から技術提携関係にあり、約6年にわたって成果を上げてきた。今回の提携契約では、その関係をより強固にして、提携範囲の拡大や内容の深化、発展的な課題への取り組みなどを進めていく。これまでは主として、主力工場の塗工紙やパルプの製造技術を提携の対象としてきたが、今後は範囲を広げ、子会社・関連会社を含めて両社が共通して製造する製品全般の製造技術、工場運営技術を対象にする。さらに、相互OEMや物流の効率化によるコスト削減をはじめ、互いに有益となるテーマについて積極的に取り組む予定。これにより、国際的に通用するコスト競争力の確立を進め、さらなる企業価値向上を目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/3号」より