三菱製紙では、八戸工場の新設PPC生産ラインが完成、1月から営業運転を開始した。投資額は約12億円、生産能力は約3,000t/月。
八戸工場は、東日本大震災以前には2系列の生産ラインで5,000t/月のPPC用紙を生産 していたが、震災で2台のカッターのうち1台が使用不能となり、以降は約3,000t/月の生産体制となっていた。 これが今回の設備完成で5,000tに回復し、仕上品質の向上と効率化も図ることができた。
有価証券評価損約8億円を戻入れ
また三菱製紙は、2013年3月期の第2四半期連結業績で特損計上していた投資有価証券評価損について、一部で株価回復が認められたため、戻入益として7億9,800万円を第3四半期で計上する。これにより第3四半期累計期間(12年4~12月)の投資有価証券評価損計上額は3,300万円に減少する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/28号」より