リンテックでは、土居加工工場(愛媛県四国中央市)と吾妻工場(群馬県吾妻郡)の2工場で、太陽光発電システムを本格導入した。 土居加工工場では、屋根を利用して出力約1MWのメガソーラーを導入。すでに昨年末に工事を完了し、1月8日から稼働している。設置面積は約1万㎡、投資金額は約3億円、年間発電量は約100万kWhを予測している。
吾妻工場でも、同様に工場の屋根を利用して出力約500kWの太陽光発電システムの準備を進めており、1月末には工事が完了、2月上旬から稼働を開始する予定。こちらは設置面積約5,000㎡、投資金額約2億円、年間予測発電量は約50万kWh。これらによるCO2削減量は、両工場合わせて約500t-CO2/年となっている。
2012年7月に「再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度」が施行されたのを機に、製紙業界でも太陽光発電の導入が広がりつつある。王子グループやレンゴー、流通のセキなどが、導入や共同事業参画を発表している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より