大王製紙は3月21日、消臭機能付きのトイレットペーパー『エリエール 消臭+(プラス)トイレットティシュー 12R(ダブル)』を新発売する。
近年は清潔・衛生に対する意識の高まりから、消臭芳香関連市場が拡大している。特にトイレの消臭ニーズは根強く、新製品はそうした消費者の声に応えたトイレットペーパー。ペーパーの「芯」に天然消臭成分である柿タンニンを塗布することで、悪臭の元となるアンモニア臭を取り除き、消臭芳香剤を使わなくてもトイレ内の悪臭を消すことができる。合わせてフレッシュクリアな香りも塗布しているので、さわやかな香りがトイレ内に広がる。
指定医薬部外品の消毒ウェットを新発売
また大王製紙は3月21日、指定医薬部外品のウェットティシュ『エリエール 薬用 消毒できるアルコールタオル』を新発売する。
2009年の新型インフルエンザパンデミックや、最近のノロウィルス流行を経て、除菌関連製品の市場規模が拡大傾向にある。除菌ウェットティシュ市場も直近10年間で2倍以上に拡大しており、12年度は09年度のパンデミック時に匹敵する見込み(同社調べ)。それと同時に除菌製品の性能アップを求める人も増えており、同社のユーザー調査によれば、菌を拭き取るだけでなく無害化したいと思っている人は64%に上った。
そうしたニーズを捉えたのが今回の新製品。雑品扱いとなる除菌ウェットティシュに対し、『消毒できるアルコールタオル』は効能効果を訴求できる指定医薬部外品。殺菌成分配合の薬液をシートにたっぷり含ませることで、手指に付着したバイ菌をしっかり消毒できるようにした。手指を拭くことに特化しているため、シートは滑らかな手触りで手肉感のあるプレーンシートを採用。プレーンシートは薬液が染み込みやすく、より広範囲に薬液を塗布するのにも適している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/25号」より