日本テトラパックの新容器『テトラ・プリズマ・アセプティック容器(330ml)ドリームキャップ』を採用した製品が、このほど日本で初めて発売された。
新容器が採用されたのは、森永乳業の『TBC食物繊維アップル+キウイ』と『TBCヒアルロン酸+コラーゲンピーチ』。紙パックから直接飲用できる、新しいタイプのキャップ付き紙容器で、キャップは飲用時の行動分析調査に基づいて設計されている。ペットボトルやボトル缶と同様、フタをひねって開封する普通のキャップだが、画期的なのは、飲み心地の決め手となる口径の大きさを確保するため、キャップの土台を容器のフチに3次元的に接着させた点。主に次の3つが特徴となっている。
○直接飲む際、鼻にぶつからない高さ
○開口部が口に快適にフィットし、触感がよく、唇を置いた際の安定感がある
○液体がスムーズに流れる広い開口部(25㎜以上の直径)
こうした飲み口のほかにも、握りやすい形状や、開封前は常温で長期保存できる点も、この容器の特長となっている。世界市場では2011年2月に最初の製品が発売され、現在30ヵ国、65のブランドで採用されている。累計販売個数は2012年末時点で3億5,000万パック以上を誇る。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/22号」より