レンゴーはこのほど、段ボールの新規格となる『デルタフルート』段ボールを発売する。
『デルタフルート』は、缶飲料などの包装に使用されるBフルート(厚さ約3㎜)と、贈答箱などに用いられるEフルート(同約1.5㎜)の中間に位置する、厚さ約2㎜(段山数:60±2/30cm)の段ボール。これまでにない、レンゴーオリジナルの新しい規格で、キャッチフレーズは“Less is more.”、すなわち「少資源で大きな価値を生む段ボール」(レンゴー)。“軽薄炭少”を進めてきた同社が、それをさらに進化させ、段ボールの軽量化と高機能化を追求した新製品として、今後ユーザーへ転換を呼びかけていく。生産は、今春から同社の全国段ボール工場で順次開始予定。特徴は次の通り。
①Bフルートより輸送・保管効率が高まり、包装の効率化、合理化を実現
②段ボールの軽量化を通じて、CO2排出量を減らし環境負荷を低減
③Bフルートに比べ平面圧縮強度が高く、より美しくシャープな印刷が可能。
④Eフルートより高強度のため、中間箱の機能を兼ねた外装段ボールとしても使用できる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/6号」より