中越パルプ工業は、鹿児島県薩摩川内市に、バイオマス燃料発電設備および太陽光発電設備を設置する。これにより、再生可能エネルギー固定買取制度を利用した発電事業を開始する。
同社はこれまで、森林資源の有効活用を目的に、鹿児島県を中心とした九州中南部で間伐材や竹材の集荷拡大に努めてきた。この経験と同地域での強い集荷基盤を活かし、さらなる未利用間伐材の利用促進を図るため、木質バイオマス燃料を使用した発電事業に参入するもの。
また太陽光発電事業については、薩摩川内市が進めている「次世代エネルギー導入を通じたまちづくり」の一環として、遊休社有地に太陽光発電設備を設置し、発電事業に参入する。
<バイオマス燃料発電設備>
〔設置場所〕川内工場内
〔発電能力〕約25MW
〔売電量〕約154GWh/年
〔売上高〕約48億円/年
〔投資額〕約85億円
〔使用燃料〕未利用木材等の木質バイオマス燃料
〔発電開始時期〕2015年11月
<太陽光発電設備>
〔発電所名〕中越パルプ工業 唐浜メガソーラー発電所
〔所在地〕鹿児島県薩摩川内市
〔発電能力〕1,810kW
〔想定発電量〕1,900MWh/年
〔売上高〕約7,000万円/年
〔投資額〕約5億円
〔発電開始時期〕2013年8月
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/13号」より