レンゴーの合弁会社、タイコンテナーズ・グループ社はこのほど、バンコク近郊のサムサコーン県にある段ボールメーカー2社の株式75%を取得するため、条件付株式売買契約を締結した。
タイはASEAN諸国の中でも特に多くの日系企業が進出し、製造拠点を設けている。国民所得も増加していることから今後も段ボール需要の伸びが期待でき、このためレンゴーは同国内での段ボール事業拡充を進めている。
今回の株式取得によって、タイ国内でのレンゴーの段ボール生産拠点は13工場に拡大、年産能力は80.1万tとなる。同社では、「タイをはじめ東南アジアにおける段ボール事業は、グループ海外事業の重要な戦略事業であり、今後も段ボール供給体制の一層の充実を図る」としている。
【買収企業】タイコンテナーズ・グループ社▽代表者:Poramate Larnroongroj▽主要株主:レンゴー30%、SCGペーパー社70%▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
【被買収企業】①ダイナ・パックス社▽代表者:Adisak Ovathitsakul▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
②オリエント・コンテナーズ社▽代表者:AdisakOvathitsakul▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/17号」より