1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2013/09/05

決 算

=紙パの4~6月期=
 前号に続き紙パ関連企業の4~6月期業績を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙】
●中越パルプ工業
〔第1四半期〕
 売上高 23,588 (+6.4%)
 営業益 223 (△44.9%)
 経常益 298 (△29.5%)
 当期益 13 (△91.6%)
〔通期予想〕
 売上高 98,000 (+8.3%)
 営業益 1,700 (+557.7%)
 経常益 1,500 (+294.4%)
 当期益 ( - )
 事業構造改革に係わる特別退職金の一部を計上したことにより、1Qの最終利益は前年同期比△91.6%と大幅減益になった。各セグメント別の販売状況は次の通り。
<紙・パルプ製造事業>新聞用紙は、新聞発行部数の減少により数量・金額とも減少。印刷情報用紙は輸入紙の減少で、商業印刷向け塗工紙を中心に数量・金額とも前年同期を上回った。包装用紙、カップ用原紙・板紙なども数量・金額が前年同期を上回ったが、壁紙など特殊紙は横ばいに終わった。
<紙加工品製造事業>堅調な需要に支えられたことに加え、事業構造改善によるコスト削減で増益。
<発電事業>4月12日に発表したバイオマス発電事業、太陽光発電事業を新たな事業の柱と位置づけ、当期から「発電事業」として報告セグメントに追加する。連結売上高は2億5,900万円、営業利益は5,000万円。
●特種東海製紙
〔第1四半期〕
 売上高 19,255 (+1.0%)
 営業益 1,194 (△15.4%)
 経常益 1,323 (△9.4%)
 当期益 679 (+236.0%)
〔通期予想〕
 売上高 74,000 (△2.1%)
 営業益 2,700 (△35.2%)
 経常益 2,900 (△31.1%)
 当期益 1,400 (△43.3%)
 収益基盤強化策として三島工場のコーターヘッド増設、島田工場のパルプ生産設備活性化などに着手。新製品開発では島田工場内に、リチウムイオン二次電池向けセパレータ量産化のテストマシン建設を進めるなど、成長戦略のための設備投資に注力した。各セグメント別の販売状況は以下の通り。
<産業素材事業>主力の段ボール原紙は、飲料関連需要が安定して伸長したことで数量が前年同期を上回った。クラフト紙は一部前倒し需要もあって、堅調に推移した。
<特殊素材事業>特殊機能紙は一部品種に需要の落ち込みがあったものの、全般的には堅調な需要に支えられ、数量・金額ともに前年同期比プラス。特殊印刷用紙は、ファンシーペーパーが前期並みの販売を確保したが、高級印刷用紙は前期ほどの需要を確保できなかったため、数量・金額ともに前年同期を下回った。
<生活商品事業>主力のペーパータオルとトイレットペーパーは、販売先別のキメ細かな営業活動により増収を確保した。
●巴川製紙所
〔第1四半期〕
 売上高 8,521 (△0.8%)
 営業益 215 (+31.3%)
 経常益 270 (+10.1%)
 当期益 161 (△30.6%)
〔通期予想〕
 売上高 37,000 (+6.6%)
 営業益 800 (+51.0%)
 経常益 700 (+116.0%)
 当期益 400 (+78.6%)
 中国工場の生産性向上効果が寄与したトナー関連事業の貢献はあったが、売上高は前年同期比で微減。利益は海外関連事業の収益力回復、原価低減のための各種施策の継続により増加傾向にある。セグメント別の販売状況は次の通り。
<プラスチック材料加工事業>売上高は前年同期比+1.4%、営業利益は約15倍。半導体関連製品は昨年夏場以降続いている業界の低迷により、受注が軟調。FPD関連の稼働状況も低水準だった。他方、トナー関連事業は輸出環境の好転により、製品輸出が増加。中国工場の生産性向上効果も増収に寄与している。
<製紙・塗工紙関連事業>売上高は△4.3%の減収、営業利益は原材料とエネルギーコストの上昇を吸収しきれず△43.2%と減益。新製品が成長した機能紙分野は順調に推移したが、市場縮小が続く塗工紙は引き続き減少した。
【加工】
●リンテック
〔第1四半期〕
 売上高 46,889 (+2.0%)
 営業益 3,003 (+19.3%)
 経常益 3,447 (+35.0%)
 当期益 2,375 (+38.9%)
〔通期予想〕
 売上高 210,000 (+10.0%)
 営業益 15,000 (+42.0%)
 経常益 15,000 (+36.6%)
 当期益 10,500 (+36.7%)
<印刷材・産業工材関連>印刷・情報材部門の印刷用粘着製品は、国内で医療・医薬関連や物流関連が堅調だったが、食品用や家電用は低調。海外は中国や東南アジア地域が売上げを伸ばし、トータルでは前年同期に比べ増収。産業用工材部門は2輪用粘着製品が東南アジア地域で売上げを伸ばしたものの、自動車関連粘着製品が国内自動車生産台数の減少により、またウインドーフィルムや工業用粘着製品も需要の低迷で減収となった。
<電子・光学関連>アドバンストマテリアルズ部門は増収。半導体関連粘着製品がスマホ効果もあって売上げを大きく伸ばした。オプティカル材部門の液晶関連粘着製品はテレビ用需要が伸びなかったが、スマホやタブレット端末の受注が伸長し、全体として増収になった。
<洋紙・加工材関連>洋紙部門では主力のカラー封筒用紙の需要が増加、建材用紙や工業用特殊紙も堅調な需要を見せた。加工材部門では、スマホ需要に支えられたFPC用剥離紙のほか、一般粘着用剥離紙、光学関連用剥離フィルムなどが堅調に推移した。
●トーモク
〔第1四半期〕
 売上高 29,658 (+3.8%)
 営業益 △253 〈前期△558〉
 経常益 △7 〈前期△388〉
 当期益 △207 〈前期△175〉
〔通期業績予想〕
 売上高 153,000 (+5.3%)
 営業益 8,300 (+22.9%)
 経常益 8,500 (+18.6%)
 当期益 4,500 (+19.6%)
 主力の段ボール部門は売上高が前年同期比+1.2%の205億3,500万円、営業利益が同+18.4%の18億9,800万円と微増収ながら大幅増益だった。期中の生産量は業界平均を上回る水準で推移。主力の館林工場では前年度末に導入した加工機を合わせ、月産2,000万 ㎡の加工体制を敷くとともに、物流体制を整備して販売量の大幅増に対応した。
 大阪工場では新たに導入した高性能印刷機の稼働により生産能力の増強と品質強化を図った。労働環境の面では日本一のホットスポットである館林に防暑対策を行うほか、岩槻工場では独身寮をスウェーデンハウス製の寮に建て替えた。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔第1四半期〕
 売上高 128,039 (+2.5%)
 営業益 1,871 (+29.5%)
 経常益 2,196 (+42.0%)
 当期益 1,142 〈前期△566〉
〔通期予想〕
 売上高 520,000 (+2.9%)
 営業益 7,200 (+7.2%)
 経常益 7,000 (+2.1%)
 当期益 3,500 〈前期△2,309〉
 国内卸売事業は、売上高は微減だったが経常利益は前年同期比+8.8%と増益。在外卸売事業は米国・中国を中心に順調に推移したことに加え、円安に伴う外貨換算の影響もあり、売上高が同+13.0%、経常利益は同+167.4%と大幅増益を記録。製紙及び加工等事業も、家庭紙事業を中心に堅調に推移して増収となり、経常利益は前年度に子会社化した大豊製紙の業績が期首から反映されたこともあって大幅増益となった。
●共同紙販ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 4,376 (+0.8%)
 営業益 24 (11.6倍)
 経常益 47 (+271.7%)
 当期益 36 (+388.3%)
〔通期予想〕
 売上高 18,000 (+3.0%)
 営業益 200 (△1.3%)
 経常益 200 (△3.9%)
 当期益 180 (+3.0%)
 販売数量は前年同期に比べて増加したものの、販売価格の下落により売上高は微増にとどまった。利益面では販管費の削減と金融コスト圧縮により、各段階とも増益を確保している。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/9号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。