日本テトラパックが支援し、日本ユネスコ協会連盟を通じて寄贈された気仙沼図書館唐桑分館が、このほど宮城県気仙沼市で開館した。

　開館当日に行われた落成式には、菅原茂気仙沼市長をはじめ、臼井真人市議会議長、齋藤益男同市教育委員会委員長、アマール・ザヒッド日本テトラパック社長、佐藤春子気仙沼ユネスコ協会会長なども出席。日本テトラパック社長のアマール・ザヒッド氏は、「地域の皆様に喜んでいただけるものを提供でき、とてもうれしい。皆様が力を合わせて苦難を乗り越え、復興に尽力されていることに大変感銘を受けた。この施設が地域の皆様の心のよりどころとなり、未来への夢を育む場所になることを願う」と挨拶した。

　また気仙沼図書館唐桑分館には、日本テトラパックのフェイスブックを通じで寄せられた4,000人以上の好意をもとに本も寄贈され、落成式後にはその本を使って子供たちに「読み聞かせ会」が行われた。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future9/23号」より