レンゴーのタイ合弁会社、タイコンテナーズ・グループ社はこのほど、インドネシアのジャカルタ郊外に工場を持つ段ボールメーカー、プリマコル・マンドリ社の株式の90%を取得した。
インドネシアは、ASEAN諸国の中でも特に多くの日系企業が製造拠点として進出しており、また国民所得の増加とともに今後も段ボール需要の伸びが期待されている。今回の株式取得により、インドネシアでのレンゴーグループの段ボール生産拠点は、インドフード社と合弁で事業展開しているスリヤ・レンゴー・コンテナーズ社と合わせ5工場となる。また、年間生産能力は22万8,000tに引き上げられる。
レンゴーは、東南アジアでの段ボール事業をグループ海外事業の重要戦略事業と位置付けており、「今後も段ボール供給体制の一層の充実を図る」と述べている。
◎タイコンテナーズ・グループ社…▽株主:レンゴー30%、SCGペーパー社70%▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
◎プリマコル・マンドリ社…▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造・販売
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/14号」より