住友スリーエムはこのほど、幅や高さなどサイズの異なる段ボールケースの封緘を自動的に行うランダム型自動封緘機『サイドベルトランダムケースシーラー r88』を発売した。価格は同社の従来機に比べ、4割ほど安く設定している。

　段ボールケースの幅や高さに応じて封緘の位置を自動的に調整できる機能の付いたランダム型自動封緘機は、段ボールケースのサイズが変わるたびに封緘の位置を手動で調整する作業を省略できる。ランダム型自動封緘機を求める声は多かったが、総じて高価で市場浸透のボトルネックでもあった。

　新製品は、段ボールの高さを検知して上部ユニットの位置を自動的に調整し、スピーディーな封緘作業を可能にした。両側面にはインターロック付き安全カバーを装備している。搬送安定性が高いサイドベルト、動作音が静かなギアモーターを採用しているほか、搬送の容易なキャスター付き。価格も103万9,500円で、機能と価格の両面から、需要に応えていく。

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株式会社　紙業タイムス社　「Future12/23号」より