三菱製紙は、処理液はもちろん、トナーもインクカートリッジも使わない完全プロセスレスのCTPシステム、サーマルディジプレートシステム『TDP-459』を、刷版と製版フィルム兼用タイプ『TDP-459II』としてモデルチェンジし、販売を開始した。特徴は次の通り。
○製版フィルム出力も可能となりオフセットのビジネスフォームやスクリーン印刷、フレキソ・樹脂凸版などでのフィルムワークを効率化できる。
○処理液、トナー、インクカートリッジを使わないので、印刷機上でウォッシュオフが不要。
○消耗品は刷版とフィルムのみなのでランニングコストを低減。
○印刷版は白地ベースに黒発色画像のため、高コントラストな画像形成により視認性が高く、検版性に優れる。
○直接感熱による画像形成システムのため、刷版出力時・製版フィルム出力時も完全明室での取り扱い・保管ができる。
○特殊技術を必要とせず、日々のメンテナンスが簡単。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/24号」より